凡ミス/タイトルつけ忘れ

http://d.hatena.ne.jp/toward-end/20091210 こちらの記事で、タイトルをつけわすれてたので、コメントできない事態になっておりました。 記事を修正すると、今あるはてブ等が見れなくなるので、新たにこの記事を立てました。 上記にコメントがある方は、こ…

男は檻にに感じる違和感

経緯 http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20091208/p1 こちらのコメント欄の続き。 現状、様々な状況で、性的暴力的犯罪に、女性が自衛しなければならない自体が悲しいことであるが起きている。 これについて、「男は獣だから女性が用心しなきゃね」と男…

視点の偏りということ

ご指摘ごもっともなんですが、まあぼくは厳密な意味でのまんが批評をする能力は自分にはないし、やる気もないんですね。申し訳ないですが。 つまり視覚芸術としてのまんが・アニメ・映画を本格的に研究するのに必要な素養がないし、これからその修行を積むつ…

批評の価値

こんな批評はいやだ 前回の記事で、私は稲葉さんの、ヱヴァ破評を、以下のような点で嫌いであると表明した。 ・動画と音を捨象する問題 アニメを批評するにあたって、動画や音に対する評価がなく、ストーリーの範囲のみに絞った批評を行っていること。 ・テ…

私が嫌いな批評

破の評価 原作者のみなさんは二次創作に膝を屈したんですね、ってことですよ。 今更ハッピーエンドのエヴァなんか散々見飽きてるよ、遅いよ、ってことです。既存のハッピーエンドを文句なく凌駕してるわけでもないし。 あんたたちの売りはそういうキモさじゃ…

Fateについての二、三のこと

本を読むということ これに対して『Fate/stay night』の士郎の場合には、その辺りがあいまいである。そこでも私的な幸福と正義の追求との間の両立可能性は認められてはいるのだが、どちらかというとその捉え方は「トレードオフ」に強調点を置いたものである…

グランサーとFate

もう一人の自分との戦い お話の作り方として、あるテーマを巡って、主人公と対立者が戦い合うという場合がある。 例えば、正義というテーマがあって、主人公と対立者(敵あるいはライバル)が、それぞれの善悪観を持ち、対立するわけだ。 通常、主人公と対立…

ジャンルが成長すべきという錯覚

少年漫画の場合 例えば、少年漫画というジャンルがある。ジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオンとかを想起してもらおう。 それらの連載作品は、バトル、恋愛、スポーツで、メインの作品がほとんどカバーできる。小学生、中学生が思い描く、自分がなり…

なぜラノベ家庭には親がいないか

シミュレートしてみるとわかりやすい。 シミュレート ○設定(適当) 主人公:平凡な学生だったが、偶然であったヒロインに助けられ「契約」を結んだ結果、「刻印」を持つようになる。 ヒロイン:人外の存在と戦う定めを負った少女。人外に襲われていた主人公…

全ての知識はつながっている

知ってれば知ってるだけ面白いが、だからといって、別に全部つなげる必要はない 或いはエロゲとSFと両方が好きな世代として一言。 昔の世代のグラウンド http://d.hatena.ne.jp/Lobotomy/20080509/p1 運動部で例えると、練習する前に基礎体力向上の為に、…

実例・吸血鬼物の創作

http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/20080308/1204976477 こちらでコメント欄で議論していていい加減、頭が痛くなってきたので、例題として。 「月姫」とか「羊のうた」とか忘れて。 「旧家」+「吸血鬼」テーマで、一本、作品を作ろうと考えてみよう。 主人…

オリジナリティと新鮮さ・分析の実例

前のエントリ(http://d.hatena.ne.jp/toward-end/20080309/1205027879)は、もともと、こちらの日記を見て、ひっかかったため。 ・奈須きのこの話 http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/20080308/1204976477 月姫と羊の歌 「月姫」と「羊の歌」が共有するのは…

オリジナリティと新鮮さ

様々な作品が「○○のパクり」だとか、あるいは「オリジナリティあふれる」と言われたりする。 二軸で分析してみよう。 「必然性の開拓」と「新鮮さ」だ。 「必然性の開拓」は創作に。 「新鮮さ」は、商品価値に関連する。 必然性の開拓 オリジナリティ=誰も…

一旦終了

林田さんと高橋さんの議論は一応合意を見たらしい。

しかしこー

「合間に(はやしださん流の)ジョークで言った『オタは金ずる、じゃなくてお客様だから大切にしているよ』ってとこに『オタク関係も商売にしてるクリエーターとしてその発言はどうよ』って鋭く切り込まれて対応に四苦八苦、って感じ?」 につきましては、私は…

おやおや

はやしださんが、高橋さんに、法的手段をほのめかした警告書を送っているそうだけど(http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20080217#p4)、高橋さん以外にも波及しそうだ。 次に、 「合間に(はやしださん流の)ジョークで言った『オタは金ずる、じゃなくて…

言わずもがなではあるが……

こりゃひどい。 http://blog.livedoor.jp/hayashida2007/archives/621311.html よって、恨むことなど何も無いし。まあ、半公共空間なんで、異臭を放つのは勘弁してほしいな、とお引取り願った方もいらっしゃいましたがね。 ただまあ、下らんことで文句を言っ…

オーラは三原色に従うか?

大槻教授が、オーラの泉を否定。オーラの泉がトンデモであるのは確かだが、この人の反論も例によってトンデモ。 http://www.j-cast.com/2008/02/10016502.html また、オーラの色が見えるといい、「あなたには、情熱的な赤と知性的な青が同時に見える」とおっ…

ひどいなこれ/統計学の誤り

「酒は百薬の長」ってホント? http://www.excite.co.jp/News/bit/00091201695598.html 酒を適量飲んでる人は、飲んでない人より死亡率が低い、というデータ。 ただし、これを持って、適量の酒が身体にいい、ということはできない。 なぜなら酒を飲まない人…

ポジション取りのくだらなさ

名声満足ゲーム 判断において一定の専門知識が必要なジャンルがあるとする。 そこにおいて相互に矛盾する説があって、現状の自分では、どちらを取るべきか簡単には判断できないとする。 正しいほうについて、自分が正しいことが証明された場合は、一定の名声…

ちゃんと作り込もう

http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20071219/p1 まぁネタって書いてるからわかっちゃいるんだろうけど、真に受ける人もいるかもしれないし。 アイマスは、育成シミュレーションであり、普通のギャルゲと同じく、会話イベントやストーリーが存在する。 …

原作物は簡単に作れるという誤解

http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/20071210/1197282169 京アニ作品は、原作に忠実に作りすぎてるから、見る側には驚きがないという話。 せっかく媒体が変わるのだから、原作と違う展開を見てみたい、というのは一つの意見ではある。 それはそれとして。 逆…

評論は嫌われる

http://d.hatena.ne.jp/sinden/20071208/1197094201 文学にせよ、ミステリにせよ、ライトノベルにせよ、読者の大半に評論が受け入れられているとは思えません。 同感。 そもそも評論とは何かという話。 読者のためにある文章……つまり特定の本を読む楽しさを…

初音ミクとプロとアマ

http://mediasabor.jp/2007/11/post_272.html まず些末な点から。 「アッコにおまかせ!」での取り上げられ方は、そもそも、基本的な情報が抜けていた。 「初音ミク」を単純に紹介するなら、まずそれが歌を作るためのソフトウェアであり、それを利用した楽曲…

ラファエロとか好きだからー

http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/20071115/1195113996 にて返信が。まず心の叫び。 確かに私も多少絵を描く人間だし,彼らの描く絵にそれぞれ(微妙な)違いがあることは見て取れるし,絵師の判定も結構できると思っている.しかし,その微妙な差を個性と…

今、そこにある多様性

nix in desertisさんからいただいたトラバが面白くて読みふける。 「多様性」は簡単に使えない言葉だと思う 「エロゲ業界は十分「ちょっとズレている作家も養」っている。」というのは、大変に同意。 こうして歴史の事例を見ていると面白い。 新しい現象を理…

歌う仮想人格といえば

時祭イヴで、シャロン・アップルなわけですが。 ロボ/AIが歌う伝統って、どこまで遡れるんだろう? 「サイボーグ・ブルース」には、確か、ブルースを歌うアンドロイドがいた。これが1971年。 人工物の人間性という点では、普遍的なテーマなのでたくさんあ…

初音ミクについての短い感想

初音ミクは、まぁ、まだまだ赤ん坊である(なにせ発売してから2月とちょいだ)。 世の親というのは、赤ん坊が、はいはいをしただけで、大騒ぎをする。 こっち向いて笑えば「うちの子は天才じゃなかろか」という。親バカというやつである。 「初音ミクが世界…

それは白いご飯のようなものだ

WebLab.ota http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/20071110/1194699124 より こういった擁護の仕方は良く見かける.例えば,ライトノベルがパクリパクラレの関係や,文章がむちゃくちゃだとか,台詞がやたらと多いとか言われたときの言い分がそれだ.(三銃士と…

初音ミクは人間性を阻害するか?

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20071109 より 誰の人間性を阻害したか? ちょっと違う話をしよう。現在は、打ち込みの技術が進んだ。 昔は作曲家が楽譜を書いても、それを実際に音にするには、生身の演奏家が要った。 今は、それは事実上要らなくなった。 …