今、そこにある多様性

nix in desertisさんからいただいたトラバが面白くて読みふける。
「多様性」は簡単に使えない言葉だと思う
「エロゲ業界は十分「ちょっとズレている作家も養」っている。」というのは、大変に同意。
こうして歴史の事例を見ていると面白い。
新しい現象を理解する時に、過去との比較は大切だと思うのだ。
同じパターンを探して「これと同じじゃん」と決めつけるためではなく、違うとしたら、どの前提が崩れた結果、そうなったのかを理解するためにも。


さてさて。

没個性的なオタクたちに,「もっと才能とか個性を正しく評価できる集団になろうよ」と訴えたかった.

と元記事のid:n_euler666さんは書かれた。


で、今のエロゲ界、ラノベ界には、主流っぽい流れもあり、それを研鑽している人もいれば*1、そういった主流から離れた絵、ストーリーで頑張っている人もいる。
多様性を導きたいなら、まずは、そういう人の才能や個性を評価するのが第一歩だと思うのだ。


私はエロゲンガーにそこまで詳しいわけじゃないけど、例えば、大槍葦人中央東口を見て、みつみ美里と混同する人はいないだろう。野心的な絵を出してる人は他にもたくさんいるはずだ。
今、そこにある多様性を評価せずに、「もっと才能とか個性を正しく評価」することは出来ないと思うのだ。

*1:言うまでもないが、それはつまり競争が激しい中で仕事するわけで大変にすごいことである