最果てのイマ元ネタ妄想

元ネタというか「最果てのイマ」を読んで思い出した作品の数々雑記。コメント歓迎。ネタバレ必須。

イマ元ネタSF編

最果てのイマ」および紹介作品のネタバレを含む。

宇宙消失 (創元SF文庫)

宇宙消失 (創元SF文庫)

イーガンを思い出したという人は多いと思う。コズミックな事件と、その存在の原因が人類にあること、という点で、「宇宙消失」をイチオシ。
神狩り (ハヤカワ文庫 JA (88))

神狩り (ハヤカワ文庫 JA (88))

群体で思い出すのは山田正紀
「神狩り」でも「ジャグラー」でも『チョウたちの時間』でもいいんだが、山田正紀初期作品の、「超越存在を狩って特攻!」シリーズは、基本だと思うんだ(目をぎょろぎょろさせつつ)。


「隔離された記録」の、邑西がクオリアの発見を奪われたくだりなど、ヴィトゲンシュタインの語りを思い出させるではないか。

MOUSE(マウス) (ハヤカワ文庫JA)

MOUSE(マウス) (ハヤカワ文庫JA)

呪術的な世界観が、ドラッグというギミックによる共同幻想で支えられてるところは、USERとミームの関係を思わせる。いいよね。「自分を強制的に好きにさせる超能力」と、それを利用した異種生命とのコンタクト……というと近い気がするでしょ。しない?